山田温泉 ヒストリー

山田温泉の歴史を紐解くと応永年間(1394~1427)に発見されたと伝えられる。開湯当時は山岳信仰の修行の地として修験者が山深い松川渓谷に修行の場を求めた。松川渓谷に広がるマイナスイオンは生命を浄化し、悟りの境地に導くとされる。

 

山田温泉の歴史と訪れた文人墨客

1400年頃 山田温泉 開湯 (寛政12年1800年の文献による)
1600年頃 戦国武将福島正則公は山田の湯に浸かり開眼されたと伝えられています。
1769年  風景館創業 現在の地より1.5km松川上流にて
1798年  現在の山田温泉の場所に引湯開湯
1828年  山田温泉薬師堂再建立
1890年  森鴎外、山田温泉に逗留(現藤井荘)
1920年  会津八一、山田温泉に逗留(現風景館)
1925年  与謝野晶子、寛、山田温泉に逗留(湯本旅館)
1936年  種田山頭火
1945年  山田温泉大火

大火からの苦難の歴史をたどり現在に至る

風景館でのご滞在は俗世界を離れ、静かに里山の風情に浸り、本来の自分を取り戻す蘇りの時間としていたければ幸いでございます。

風景館ではエネルギー溢れる松川渓谷の気を取り入れて本来人間が持つ生命力を蘇らせる呼吸法と瞑想の「チベットヨガ」や「写経・座禅」のプログラムも行なっておりますので是非ご参加くださいませ。

風景館 ヒストリー

風景館先祖、関谷源介は川中島合戦後(1553~1564)越後より入信、数代ののち、世俗を離れ、この地を安住の地としました。

風景館の創業は1769年、初代館主 関谷都作は風景館の開業にあたり、お寺のような人びとの心の拠り所となる旅館を作りたいとの思いから風景館を始めました。

以来、風景館には大勢のお客様からご来館いただき、
その中には文人・墨客も心身の療養にこの地を訪れたのでございます。

おかえりなさい、風景館へ

風景館は過去から現在に渡り社会の進化の中において普遍的な人々の心のよりどころとして、癒しと潤いを与える甦りの湯として現在もその歴史を刻んでいます。

会津八一先生、大正10年6月、風景館での作

山田温泉は長野県豊野駅の東四里の谿間にあり

山色浄潔にして嶺上の白雲を以て餐ふべきをおもはしむ

かって憂患を懐きて此所に来り遊ぶこと五六日にして帰れり

爾来潭声のなほ耳にあるを覚ゆ

大意

山田温泉は長野県豊野駅の東四里の谷あいにある。
山の姿がけがれが無くて清々しく、
嶺の上に漂っている白雲を見ていると食べることを思い出させるそんな世界だ。
以前に心痛を抱いてこの山田温泉に来て、5、6日して帰った。
その時以来、谷川の水音がずっと聞こえてくるように思える。

「今も昔もお客様の故郷であり続けたい。」

「今も昔もお客様の故郷であり続けたい。」
その想いで、これからもお客様に「おかえりなさいませ」の心でおもてなしさせていただきます。
神代の時代より人の手が加えられなかった松川渓谷が作りだす自然の姿、四季折々の風景が、湯が、
田舎流儀のおもてなしが、こころ癒される旅になります様に。
どうぞ「ただいま」と言っておいで下さい。